頭皮と髪は別のケアが必要
そんなこと知っています。といわれるかもしれませんが、
温泉やフィットネスクラブのシャワールームで、コンディショナーやトリートメント剤をごしごし地肌に塗っている若い女性を見かけます。
香りをつけているそうですが、あれは髪にとっては良くありません。
髪を洗ったときは、良い香りがするかもしれませんが、頭皮では大変なことが起こっています。
【人間の頭皮は皮脂を分泌しながら呼吸する】
人間の頭皮にはもともと脂分が存在しています。
そこへ成分が全く違う科学的な脂分を塗りたくられると、頭皮がパニックを起こして
「なんだ?この脂は?いつもと違う?!」と思って、従来の良質な脂分を抑制して、そのよそ者脂分をずっと頭皮の表面にはびこらせてしまいます。
呼吸もやめてしまいますから、毛根が劣化してきて「抜け毛」が始まり、よそ者脂(あぶら)が悪臭を発生させてくるのです。
怖いですねー、恐ろしいですねー(稲川淳二風で)
最近、満員電車などで、すごくかわいい若い女性の頭皮が意外に「臭う」ときがあるんですよね。
【頭皮が臭わないヘアケアがあります】
《美髪を取り戻す集中ヘアパック》
(用意するもの)
・アロエ(鉢植え)
・オリーブオイル
・蒸しタオル
・ヘアキャップ
どこのご家庭にも、アロエの鉢植えってあると思うのですが、なくてもホームセンターなどのガーデニングコーナーで格安で売っています。
5cmくらいの長さをカットして、アロエの表皮をはがして、中のジェリー状の部分を頭皮にすりこみます。頭の頭皮全体にくまなくすり込んでください。
5cmで足りなかったら、追加してもらって大丈夫です。
アロエのすりこみ作業が終わったら、髪にオリーブオイルを塗りこんでいきます。
髪の毛の1本1本に塗り込む気持ちでお願いします。
塗り込み作業が終わったら、蒸しタオルで髪の毛をつつみ、ヘアキャップをかぶってしばらく放置します。
大切な髪の毛ですから月1でもいいので、丁寧にかまってあげてください。
このパックは、何時間置いておいてもかまわないのですが、大体30分くらい置いたら洗い流してください。
洗う時のシャンプーもノンシリコンシャンプーでお願いします。
このノンシリコン業界も最近は発展していて、ドラッグストアでも優秀なシャンプーが手軽に買えますよね。
そしてノンシリコンのコンディショナーを使って、お風呂から上がったら、タオルドライのあと、すぐに髪を乾かしてください。頭皮をまず乾燥させてから、髪全体を乾かしていきます。
頭皮を完璧に乾かしたら、髪の毛自体は、そんなに時間がかからず乾かせます。
【ドライヤーの当て方にも順番があります】
まず、側頭部、耳の上あたりからドライヤーをあてます。
髪をぐいっと、横にやって、頭皮を乾かしていきます。
頭皮に湿気を残したままでは、「臭い」の原因になります。
頭皮にもいろんな雑菌がいますから、この湿り気が雑菌に活気を与えてしまうのです。
活気を与えるスキがないくらいスピーディに乾かしてしまいましょう。
次に後頭部です。
ここも、湿気がたまりやすい場所です。汗もかきやすくないですか?
髪を獅子舞のように、前にグイっと持ってきて、ドライヤーを側頭部にあてます。
頭皮を完全にかわしてください。
そして最後が頭頂部です。
ドライヤーを真上から、頭頂部に向かってあてて、ブラシなどで乱れた髪をとかしながら、頭皮を乾かします。仕上げを上からドライヤーの風をあてて行うと、髪が落ち着いてくれます。
アウトバスのヘアオイルなどをつける方もおられると思いますが、
これだけシャンプー前のトリートメントパックと完璧なヘアドライをやっておくと、もうオイルの力は必要なくなります。余分な脂分は、頭皮の臭いのもとにもなりますから、これで完了です。
【なぜ、頭皮にアロエが効果的なのか?】
そもそもアロエが頭皮に良い効果があるのはなぜか?というと、
アロエには200種類以上の有効成分が含まれています。
この成分は、頭皮をはじめ、肌、胃腸までによい効果を発揮するんです。
医者いらずと言われる理由もわかりますね。
含まれる成分にアロエチンとサポニンがまず、抗菌作用があります。
雑菌を寄せ付けず、頭皮の臭い防止になるわけです。
そして一番有名な成分、「アロエウルシン」が肌荒れ、ニキビの防止になるんです。
頭皮によく、ニキビができたりする方もいますよね。それを防いでくれて、治癒してくれるんです。これは頭皮を健康に保って、薄毛の防止になると今、このアロエの頭皮への効果が話題になり、数々の研究機関で薄毛にも効果があった報告もされています。
【シャンプーするタイミングも美髪に関係あり】
シャンプーする時間は、毎日決まっていますか?
夜の入浴時にする方もいれば、朝にシャワーでシャンプーする方もいるでしょう。
毎日、同じ時間にシャンプーしていますか?ということなんです。
明日は、外出の予定がないし、今日は疲れているし、いつもは夜に洗うけど、今日はこのまま寝て、朝に洗おうって方はいませんか?いますよね。
毎日、まちまちな時間に洗ってしまうと、また頭皮では大変状態になっているんです。
「あれ?もうシャンプーの時間なのに、洗ってくれない。こんなに汚れているのに、これ以上脂分の分泌はやめよう」ってなるんです。
次に乾燥したとしても、今度はいつ洗ってもらえるかわからないから、やっぱり脂分を出すのはやめようってなるのです。
なんだか、頭皮がカサカサして、フケも気になるってときは、シャンプーを毎日決まった時間に行っているかどうかをもう一度確認してみてください。
ほんの少しの気遣いで、輝く髪を必ず取り戻せますよ。